センター概要

先端金型センター長 挨拶

 
 平成14年度、九州工業大学では、特定の研究分野の育成を図る意味で、研究課題の学内公募がありました。将来的には、文部科学省が実施しています21世紀COEプログラムの採択を目指す研究グループの育成が目的であったと聞いています。
 金型の分野の研究は、学術的な意味合いよりも実用面に重きを置かなければなりません。こうした金型を研究テーマとしている研究施設は、国内では岩手大学の金型技術研究センターと福岡工業大学に次世代マイクロ/ナノ金型開発センターが設置されているだけで、他に例がありません。教育面でも、韓国、中国には金型学科を設けている大学は多く存在しますが、日本にはまったく存在しません。こうしたことは、金型産業自体に対する認識の低さを表すものと考えられますが、日本が得意とする工業製品の量産に、金型はなくてはならない重要なツールなのです。
 世界の金型の生産に占める割合は、日本だけで40パーセント弱と言われています。しかしながら、近年は、中国、韓国、台湾での生産の伸びが著しく、日本の世界一の座を脅かす存在となっています。特に韓国は短期間のうちに金型の輸出国になり、日本の企業においても韓国の金型メーカを利用することが多くなっています。
 日本の金型メーカは、国際的な価格競争に巻き込まれ、倒産、廃業に追い込まれる事例が続出しましたが、現状では、他の製造業と同じように復活を遂げています。しかしながら経営環境は依然として厳しいままです。幸いにして日本においては、新産業創造戦略2005が制定されて、政策が大きく変わろうとしています。そのなかで高度部材産業・ものづくり中小企業強化プログラムが実施されようとしています。高度部材産業のなかには、製造装置、素形材、金型といった分野が明記されており、研究開発のための資金獲得が可能となっています。もう一つの政策が人材育成であり、産学連携製造中核人材育成プログラムはすでに実施されています。先端金型センターでは、北部九州地域高度金型中核人材育成事業をすでに担当しています。
 現在北部九州には、自動車産業の集積が著しく金型の需要も大きく伸びようとしています。地場の金型メーカも大きなビジネスチャンスを迎えている訳ですが、一方で県外から金型メーカあるいは成型メーカの進出も相次いでいます。こうした中、先端金型センターでは、多くの企業の協力のもと金型技術者の育成と産学官による金型関連の技術開発を行うことで地元の金型産業に対し貢献していきたいと考えています。
九州工業大学 先端金型センター長  鈴木 裕
先端金型センター概要
センター使用について
センターへの加工依頼、機器取り扱い等については下記のPDFファイルをご覧下さい。
機器利用等取扱要項(PDF) 機器使用基本料金表(PDF)
先端金型センターメンバー
センター代表者: 鈴木 裕 情報工学部機械情報工学科 教授
センター研究員: 水垣 善夫 工学部機械知能工学科 教授
中垣 通彦 理事
徳田 君代 情報工学部機械情報工学科 教授
木村 景一 情報工学部機械情報工学科 教授
鹿毛 浩之 工学部物質工学科 教授
田中 和博 情報工学部機械情報工学科 教授
堀江 知義 情報工学部機械情報工学科 教授
鶴田 隆治 工学部機械知能工学科 教授
楢原 弘之 情報工学部機械情報工学科 教授
吉川 浩一 工学部機械知能工学科 准教授
是澤 宏之 情報工学部機械情報工学科 助教


先端金型センターのあゆみ
2004年12月 学内公募
2005年 3月 先端金型センター開所式を九州工業大学情報工学部にて実施全国より約200名の関係者が参加
2005年 6月 経済産業省の中核人材育成プロジェクトに応募し、採択された。プロジェクト名は「高度金型中核人材育成事業」
2005年 6月 経済産業省の新生地域コンソーシアム ものづくり革新に応募し、不採択。プロジェクト名は「精密部品向け新世代高機能金型の研究開発」
2005年10月 直方市との産学連携会議主催(予定)




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